紅の


ND2018.レムデーカン・レム・23日。

ルーク・フォン・ファブレはぺらりと日記帳を開いた。
前に日記帳が丁度終わって、今は真新しい日記帳を手にしている。
ルークはそれに面倒臭そうにそれに記述する。
また退屈な一日が始まった。幻聴まで聞こえる始末だし。
ルークはそこまで書くと日記帳を閉じて、開かれた窓から空を仰いだ。
空は真っ青で、譜石帯が良く見える。ルークはそれを見て間もなく、ルークは頭を押さえた。

「この音…」

ルークは口内で呟く。攫われてから起こるようになったという頭痛はルークにとっては疎ましいものだった。
それに加えて記憶まで消えてしまったのだと思うと、余計この頭の痛みが恨めしい。
しかしすぐにその共鳴音は止んだ。ルークはほっと胸をなでおろして、自室を出る。
自室から出れば中庭に花が咲いているのが見えた。庭師の姿はない。
ルークはたまに庭師に声を掛けたりしたが、庭師から返事がまともに返って来た事がなかった。
それをつい思いだして、ルークは舌打ちする。

(つまんねー。あーあ、日記に書いたとおり退屈じゃねーか)

ルークはのろのろと屋敷の中を歩く。屋敷の中はルークにとって窮屈なものだった。
外に出たいと思うのに、攫われたという理由で自分は一度も外に出たことがない。
全く迷惑な話だった。しかも自分は攫われたことすら覚えていない。
ナタリアに少しでもその愚痴を言えば、あなたが記憶を取り戻したら出してくれるかもしれませんわ、と目を輝かせた。
ナタリアは隙あれば、すぐにルークにはない記憶の話ばかりしてくる。
それさえなければ、カワイイ婚約者とだけ思えたのだが、全く持って残念だとルークはダルそうに背伸びをした。
体がなまってるな、と思いつつ、また歩き始める。

「お坊ちゃま、ただいまローレライ教団詠師ヴァン・グランツ謡将閣下がお見えです」
「え?ヴァン師匠が?今日は稽古の日じゃないだろ」

ルークが誰か客は来ていないかと思ってエントランスに顔をのぞかせるとラムダスがそう声お掛けてきた。
しかしまさかルークの剣術の師であるヴァンがやってきていると思っていなかったルークは気分が高揚する。
何でも火急の用事で、後ほど自分に会いたいらしい。
これで少しは退屈しのぎになるというものだ。ルークはまたのろのろと自室に向けて歩きだした。
ルークはそれほど剣術が特別好きと言うわけではなかった。
体を動かすという点では剣術は好きと言ってもよいのだろうが、そこまで力は入っていない。
ヴァンから技を習うのは未知のものを知るようで面白いし、ヴァンだけにはルークは慕っていた。
けれど、ルークは知っている。ヴァンも所詮は他人なのだ。
ルークがいくら屋敷にいてくれと言っても帰ってしまう。それが他人だ。
ここの屋敷にはそんな連中がごまんといる。ただ表面上さえ取り繕えばいいのだ。
事実父は家族ごっこをしていた。たまに朝帰りをする父のことを、ルークは知っている。
それを嫌悪しないかといえば、ルークが出来そこないだからだと思う。
記憶のあった頃の自分の栄光はナタリアやラムダス、果てや教育係から嫌と言うほど聞いた。
誰もがこの屋敷でルークではない、過去のルークの姿を追っている。
ヴァンもどうせ、過去のルークを追っている。
彼は比較的口にしないだけで、どうせ追っているに違い無いのだ。

ルークはどこか冷めた様子で部屋に戻った。そしてまた共鳴音が頭に響く。
医者に診せても、後遺症の一つか原因はわからないと言われた頭痛だ。
ルークは頭を押さえ、ベッドに凭れかかる。
頭をガンガン叩かれているような痛みに必死に耐えれば、声は止んだ。
ルークは溜息をつき、机の上に置いた日記帳に新しい文章を書き加えた。
でも今日はヴァン師匠が屋敷に来ているから、退屈しないで済むかもしれない。
ルークは書き終えると、次の文章を考えているとノックの音がする。
鷹揚にメイドに返事をすれば、メイドは恭しく部屋に入って来た。
そこでルークは応接室に行くようにメイドに言われ、すぐに向かった。

ルークが応接室で聞いたのはヴァンがイオンを捜す為に急遽ダアトに戻るというものだった。
ルークは無論、だだをこねた訳だがヴァンに宥められ、今日は剣術の稽古を付けてもらうことになった。
今日で暫くヴァンとの稽古が出来ない。そう思えば自然とルークは真面目にヴァンの指導を受ける。
ヴァンから新しい技を教えてもらって、ルークが楽しげにした直後だった。
何かの歌が聞こえる。それと同時にルークの意志とは関係なく膝ががくりと地面についた。

「なんだ?」
「この声は……!」

やっとのことで重たい体を支えながらルークが口にすれば、ヴァンはこの声に心辺りあるようだった。
歌声が聞こえ始めて膝をついたあたり、この歌の所為で自分の体が重くなったと考えられる。
事実ヴァンもルークとまでは行かないが膝をついていた。

「ようやく見つけたわ。……裏切り者のヴァンデスデルカ!覚悟!!」
「やはりおまえか、ティア!」

ティアと呼ばれた女が姿を現したと思ったら、突然ヴァンに襲い掛かる。
ルークは突然の侵入者に驚き、ヴァンをやらせまいと練習用の剣を手に取った。

「なんなんだよ、おまえはぁっ!?」
「いかん!やめろ」

ヴァンの声もむなしく、ルークはティアと交戦する。
ルークの振り上げた剣をティアは受け止め、その直後ルークの頭の中にあの声が響いた。
それと同時にティアが受け止めた剣と杖の間に歪な光が生じる。

「これは第七音素!?」
「うわぁー!」

ルークは光に包まれ、絶叫した。
ティアも叫ぶが、二人の体は空に吸い込まれるようにして姿を消す。
ヴァンはそれを見上げて、声を上げていた。



次にルークが目を覚ますと、花畑にいた。
青白い光沢を放つ花々に首を傾げていると、声が掛る。

「やっと起きたのね、ルーク」
「…確かおまえ、屋敷を襲った女!?」

ルークが慌ててティアから距離を取る。彼女は敵意はないと表す為に手を上げた。

「あなたに何かするつもりはないわ。本当よ」
「嘘吐け!だったら屋敷でのあれはなんだったんだよ?!変な譜術みたいなのも掛けやがって!」

ルークが上擦った声で抗議すれば、彼女はやれやれといった具合に頭を押さえる。

「あれは譜術ではなくて、譜歌よ」
「譜歌?譜歌って譜術よりは威力に劣るって聞いてるぜ。しかも動きを止める譜歌なんてあんのか?」

確かに歌声が聞こえたからあれは譜歌で間違いないのだろうとルークは思う。
初めて譜歌というものを聞いたがあの旋律は綺麗だった。
しかしその綺麗さとは裏腹に恐ろしいものだと身をもって体感したルークは疑わしい様子でティアを見る。

「私の譜歌は特別なの。あなたを巻きこんだことは悪いと思ってるわ。ごめんなさい」
「…巻き込んだって、どういうことだ?」

しおらしく謝ったティアの言葉にルークは眉を寄せる。
しかしティアは答える様子はなく黙っていた。
そういえばティアはヴァンに覚悟といって飛びかかっていたかとルークはふと思い出す。
恐らく自分じゃ想像もつかないことに巻き込まれたのだろう。
それに一応自分を納得させ、一つどうしても気になることを訊ねた。

「それに俺、お前の名前知らねーんだけど?」
「私はティアよ。必ず私が責任を持ってあなたを家に届けるわ」

ティアは立ち上がり、ルークもそれにならって立ち上がった。
ルークは少し辺りを見回して、微かな潮の香りがする方角に目を見張る。

「…あれは…」
「あれは海よ」
「…あれが、海なのか…。初めて見た」

ルークは真っ黒な水の塊に目をやった。
どこまでもその水が続くような景色に、本当はここは外なのだと妙に実感する。
知らない花に、どこかの渓谷らしい所にいる。ルークは少し照れくさそうに頭をがしがし掻きまわした。

「…で、連れて帰るって言ったけど、どうやって帰るんだ?」
「まずはここから下りましょう。川に沿って下りれば、きっと出られるわ」

ティアはこんな夜道でも恐れずに進んでいく。
ルークはその後を追って、確か夜道は危険って教育係に聞いてたのになとぼんやりと思った。

ルークとティアは出口に近づくと、御者に出会った。
そこで体力に限界が来ていたルークが御者に乗せてもらおうとティアに頼み、ティアも承諾した。
そして後にそれが間違いだったのだとルークとティアは気付く。

御者が言っていた首都とティアの言っていた首都が違っていたのだ。
あの時紛らわしい言い方さえしなけりゃなとルークは舌打ちする。
マルクトに降りるなんてたまったものじゃない。何せあの亡霊がいるという噂なのだ。

マルクトの亡霊はキムラスカでは有名だった。
特にファブレ公爵の一人息子であるルークには避けられない話題である。
その亡霊である、ガルディオスの家族、果てや彼が納める領土を滅ぼしたのはファブレなのだ。
息子である自分は、あのケセドニアでの紛争が収まった後に教育係から聞かされた。
そうでなくても、屋敷で働く皆が恐れた。いつかこの屋敷に復讐を果たしにやってくるかもしれない。
そう口にしたのは家の中に戦利品があるかららしいが、ルークは結局どれが戦利品なのか分からずじまいだ。
それにナタリアも慰問にケセドニアに行って惨状を見るとルークに亡霊に気をつけろという程の恐ろしさだった。

「もしいつか、マルクトへ行くときは注意なさって下さいませね。あの亡霊があなたを殺すかもしれません」

いずれ国王になるルークの身を案じて、ナタリアはそうルークに言った。
その時はマルクトに行く何てあるわけがないと笑い飛ばしていたが、今は笑っていられなかった。

「ルーク。このまま乗っていても仕方がないわ。エンゲーブという村で一度降りましょう」
「…分かった」

マルクトの首都であるグランコクマに行けば、ガルディオスに遭う可能性が高い。
だったら同じマルクト領土でも、ちっぽけな村の方が断然ルークにはましだった。

エンゲーブを見てルークが思ったことは小屋に毛が生えたような建物ばかりだということだった。
しかしそれでも初めての外ということでわくわくする。

「ティア、あれはなんだ?あれが家畜とかいうやつか。俺の屋敷じゃあんなのいなかったぜ」
「ブウサギね。(かわいい…)」

ティアは少しそのブウサギに見とれていると、ルークはいつの間にやら勝手に歩きだしていた。
ティアがそれに気付いて、慌てて辺りを捜す。するとルークは店主と悶着を起こしていた。

「ルーク!何やってるの!?」
「ティア!丁度いい所に来た!早く、代金払えよ」

ルークがティアに命令する。ティアはそれに事情が呑み込めず、店主を見た。

「彼は一体何を?」
「何って、突然リンゴを取り上げたと思ったら食べたんだよ!代金は相手の女が持ってるの一点張りで、それがあんたか?!」

店主はかなり頭に来たようで、ティアは頭を何度も下げる羽目になった。
一方ルークときたら、リンゴを食べられてご満悦の様子でティアのことを気にした様子はまるでない。

「ルーク。あなた…」
「お前は俺を届けてくれるんだろ。だったらこれくらいして当たり前じゃん?」

何怒ってんだかと、ルークはすたすたと歩いていく。
彼を一人にしたらまた同じ目に遭うと感じたティアは慌てて彼の後を追った。
いくら届けるといっても、こんなやりたい放題をしていれば、旅費がなくなってしまう。

「ルーク、お金はそんなにないのよ。無駄遣いしないで」
「けちけちすんなよ。どうせ、家に帰ったら父上がお前に払ってくれるさ」

それより俺は外が初めてでもっといろんなものがみたい、そうルークはにかっと笑う。
ティアは少しそれに戸惑った。彼が軟禁状態というのは事前に調べて少しは知っている。
それにルークは村を物珍しそうに見ているのは本当だ。
ティアもこんなに食物が溢れた土地を見るのが初めてだが、彼よりはものを知っている。

「駄目よ。旅費がなくなったらあなたを届けなくなるわ」
「お前が俺を巻きこんだんだろ」

そう言われれば耳が痛いのだが、あの時ルークさえ邪魔をしなければこちらだってこんな目には遭わなかったのだ。
ティアはじろりと鋭い目をルークに向け、ルークは顎を引いた。

「なんだよ?文句でもあんのか?」
「…確かにあなたを巻きこんでしまったわ。だからといって旅費を削る理由にはならないのよ」

ティアが突っ放すように言えば、ルークは舌打ちする。
折角外に出れたのになあ、とルークはぼやき、明らかに不機嫌な様子だ。
ティアはそんなもの知った事か、これ以上ルークに浪費されるわけにはいかないと宿へと向かった。

宿の前では人だかりができていた。
ルークは案の定文句を言い、住民たちに目を付けられ、先程の店主もいたこともあってルークが漆黒の翼で食物を盗んだ泥棒だと仕立て上げられてしまった。
これはルークにとっていい機会になるかもしれないと、ティアは黙ってその後についていった。

その後何とか誤解の解けたルークだったが、泥棒扱いされたのが気に食わないらしく、明日は北の森に行くと意気込んでいた。
ティアはなんて傍迷惑な、と思っていたが彼を送り届けると言った以上彼に従うしかないだろう。
彼の我儘っぷりにはティアは閉口する。

ルークは宣言通り森へと向かい、そこで導師イオンに出会った。
先日はイオンのおかげで泥棒の犯人はルークではなく、チーグルだと判明した。
そのイオンも実はチーグルが気になって一人で森にやって来たらしい。
ティアは同行するのに反対だったが、ルークは乱暴に決めてしまった。それに彼の言うことも一理あった。

イオンの計らいでチーグルに会い、ルークはそもそもチーグルが食物を盗む原因のライガクイーンに話しをつけることとなった。
ルークはライガの巣を燃やしたチーグルの仔の自業自得だと思ったのだが、イオンはそうじゃないという。
何でもライガの仔は人の肉を好むらしく、今繁殖期であるライガを放っておいたらまずいらしい。
確かにこのまま放っておけばエンゲーブの住民たちを襲うだろう。
ルークは仕方ないかと不遜ながらもその場に向かい、ライガクイーンと対峙する。
ライガクイーンはかなり大きかった。ルークを一飲みするくらいでかい口と大きな大木のような足で踏みつぶされたら圧迫死するのは明らかだ。
毛の生えたエンゲーブの小屋並みにでかい。ルークはごくりと唾を飲み、イオンがミュウに話をするように促す。
結果は無残な物で、交渉決裂だった。ライガクイーンがこちらに向かって襲ってくる。
ルークは応戦するが、ライガクイーンはびくともしない。ティアも時折譜歌を歌うが効果が見られなかった。

「おい!なんとかしろよ!」
「手強いわ…!」

喚くルークにティアが気を引き締める。
すると、その二人の間を抜けライガクイーンに一撃を加える男の姿が目に入った。
金髪で髪を横に凪いだ男が鞘に刀身をしまうと、ライガクイーンが倒れる。

「お探ししました、導師イオン。このような場所にいらっしゃったのですね」
「ガイ…、あなたが来たということは親書が届いたのですね」
「ご明察の通りです」

イオンが、その男をガイと呼んだ。ルークはガイと呼ばれた男に首を傾げる。

「あんた、イオンの知り合いなのか?」
「…ああ、そうだ」

ガイは答えつつ、倒れたライガクイーン側にある卵に向かって歩いていく。
ルークが不思議に思っていると、彼は卵に向かって刀身を向けた。

「おい!何してんだよ!?」
「ライガの仔は人間の肉を好む。このままではエンゲーブの住民が死ぬ」

先程イオンが言ったような言葉をガイはそのままルークに告げた。
ルークはそれに戸惑い、ティアが言う。

「ルーク。彼の言う通りよ。このままでは私たちすら危ないの」
「…分かってるっつの!」

暗い顔を浮かべたルークは顔を逸らした。ガイはそれを見ると卵を割る。
卵の中の獣たちは原型をとどめておらず、まだ卵黄のような状態だった。
ルークは背中を向け、ガイはイオンに振り返る。

「森を出るまで護衛致します」
「なら、少し寄りたい所があるのですが良いでしょうか?」
「報告をしないといけないですの!」

イオンの腕の中にいたミュウがぴょんぴょんと跳ねる。
ガイはそれに顔を崩さなかった。ルークはなんで驚かねえんだとまじまじとガイを見ると彼は促す。

「ではそちらに参りましょう。しかし、導師。お時間があまりないということを覚えておいてください」
「はい。無理を言ってすみません」

ガイはその間も無言であり、なんだか気まずい空気が流れる。

「なあ、あいつっていつもあんなのなのか?」
「付き合い始めて大体三年くらいになりますけど、彼はいつもそうですよ」

イオンの言葉にルークはふーんと曖昧に頷いた。
自分の親父みたいに頭が固いと思ったら、ルークには敬語を聞かなかった。
別段頭が固いというわけではないのだろう。イオンの申し出にもあっさりと許可をしていしとルークはなんともなしに思う。

ルークが考えている内に、チーグルの巣に戻った。
そこでミュウがルークの仲間に入り、やっと森の出口にたどり着いた。
そこには先日イオンの守護役であると言っていたアニスと、ジェイドが立っていた。

「ガイ。お疲れ様です。陛下にご報告を頼みますよ」
「分かっている。ではな」

ガイは一度イオンに頭を下げるとさっさと行ってしまう。
ルークはそれをつい追いたい衝動に駆られるが、ジェイドが立ちはだかった。

「な、なんだよ?」
「正体不明の第七音素を放出していたのはそこの二人です。連行しなさい」

ジェイドが告げると、兵士がぬっと現れてルークとティアの手を押さえる。
ルークはもがき、イオンが声を上げた。

「ジェイド!二人に乱暴なことは……」
「ご安心ください。何も殺そうという訳ではありませんから。……二人が暴れなければ」

ジェイドが低い声でいい、ルークたちは身を固くした。

「いい子ですね。――連行せよ」

まさか昨日あった死霊使いにまた再び会うことになるとはとルークは内心歯噛みする。
昨日ですらまともに口を聞けず、ティアは誰だったかとぼやいていたがルークはぞっとしていた。
死霊使いであるジェイドの手によってケセドニアでキムラスカは壊滅状態になったのだ。 彼の傍にはあの亡霊もいたと聞いている。このままでは会ってしまう。
そして殺されるのだ。ルークはそんな恐怖がありつつも、逆らうことができずただ陸艦タルタロスに連れて行かれた。





あとがき
やっとルークが出ました!
本編より知識があります。真面目に教育受けたからね。
ルークが駄目なところは我儘過ぎるっていうとこくらいです。
今まで屋敷にいて当たり前とされてきたことが覆るので彼にとっては我儘なんてことじゃないのかもしれませんが。
あとなんであんなところにいるの、なんでイオンがああ呼んだのというのは次の話で明らかになります。またガイsideだと思うと気乗りしない私がいます(…)。
いや一応ガイも好きですよ。本当に。

2011/04/13